拝啓 西畑

本人は見ないだろうから、まあ、いいか

好きな人には「ご自愛」してほしい

今日、人生二度目のファンレターを書いた。

 

ライブが終わったら、ファンレターを書こうと決めていた。

ファンレターでGoogle検索かけたりブログを読んだりしていると大体の人が舞台や松竹座の公演時に出していて、2つの公演の合間にスタバで書いたなんて話もよく見かける。

私はグループ結成前の彼を知らないし、今までもこれからもそういった機会はないと思うので羨ましい。

そういった人は頻繁に松竹座などに行っていたようでその分ファンレターもたくさん出していたみたいだけど、私は多分あまり書かない方なのだと思う。

 

前回はなにわのにわへ行った時に、施設内の黄色いポストに出した。

ファンレターが投函できるポストが用意されているなんて知らなかったけれど、直前にレポが回ってきたので面白がって書いてみた感じ。

面白がって、と言っても人生初のファンレターだったので、緊張で何度も失敗して最終的な枚数の数倍の便箋を無駄にしたと思う。

ドキュメントで下書きをしたら、PCの横長な画面に騙されて書きすぎたので大幅に削った。画面上じゃ1回のスクロールで読み切れるのに、実際書くと秒で1枚終わってしまうことにビビった。便箋の内容量、少なすぎる。

丁寧に書いたつもりだったけど後から読み直したら字がガタガタで、なんだかなぁと思ったけど読まれるかどうかも分からないのでそれでよしとした。

にわ内をスタッフのお姉さんが案内してくれた時にそうと思われるポストを通り過ぎそうになったので「お手紙って出せますか?」と切り出してみたのがちょっと恥ずかしい。

 

そして二回目のファンレター。先人達が公演の感想としてファンレターを出していたように、ライブに入ったからには書きたいと思っていたのを実現させた形だ。もう一週間、と思ったけれど、余韻が凄くて今もありありと思い出せる。

今回もドキュメントに下書きをした。前回の教訓を生かして、PC上ではちょっと短いのでは?くらいの長さにする。結果的にはギリ2枚で収まったので良かったと思う。

 

西畑さんへ と書く。他人行儀すぎるかと思ったけど、他人なので良いでしょう。

こんにちは、お元気ですか?と始める。子供の頃お年玉のお礼に親戚へ手紙を書かされた時、全く同じ文面を書いたことを思い出す。あっちは私を知らないのに、知り合いに向けた手紙みたいだろうか。まあいいや。

お忙しい中、このお手紙を開いてくださってありがとうございます。相手は確実に自分より忙しくて、たくさんの手紙に目を通す時間なんてほぼないと思うのでとりあえず感謝。というか、事務所に届けば上等。

そんな風に切り出して、11/3に参加したこと、ジャニーズエンターテインメントの余韻が半端ないこと、7人が輝きすぎていたことなどを超簡潔に書いた。私があなたのガン無視したド派手西畑Tシャツの主だということは伏せた。

 

西畑呼びでTheジャニオタな沸き方をするでもなく、「ダルい」と「腹立つ」が好きの表現なダルノリのくせに、敬慕と尊敬のオタクであることがモロバレな文面になってしまっている。届いてしまう可能性が1mmでもあるのなら敬意は表しておきたい。むしろこっちの気持ちが本心なので。

 

ファンレターのメイン。ライブの感想なんて気持ち悪くなるに決まってるし無限に書けてしまうので、今回はあえて私と”西畑さん”の出会いを書くことにした。こっちの方が気持ち悪いだろ。

詳しい沼落ちはいつかブログにも書きたいなと思っているのだけど、

・初見でも画面を通してアイドルへの思いと誠意が伝わってきたこと

・ファンでない私にも愛をくれたのが嬉しかったこと

・この人は本当に誇りを持ってファンを愛しているんだなと思ったこと

・何も知らない誰かのことをそんなに信じられたのが嬉しかったこと

とかを書いた。

「西畑さんがお仕事に誇りを持っているように、私もあなたのことが毎日誇らしいです。」と書いて回想シーン〆。あなた呼び怖いかな。でも日々彼のことが鼻高々であるのは間違いない。育てた身では欠片もないけど自慢しかできない自担です。

 

最後の段落は、ライブを経てもっと好きになったよってことを書いた。本当に、これ以上ないと思っていたのにもっと好きになってしまった。そのことにずっと驚いているのは私自身。

やばい、あと数行。ギリ2枚に収めたいので文字たちには間隔を詰めてもらう。読まれたら100バレる。

私の彼への思いのベースはずっと変わらず尊敬なので、作り上げるということに対して真摯で真っ直ぐなあなたをいつも尊敬しています、というようなことを書いた。伝えたいことを伝えられた感がある。

最後に、ずっと一筋にアイドル西畑が好きです、という意思表示。彼に言っているのか、自分でその言葉の重量を試しているのか、もう分からない。

もう最後の行に入ってしまっていたので、どうかご自愛ください。と書いて締めた。みんな〆の言葉ってどうしてるんだろう。

お堅すぎる気もしたけれど、私のこの崇拝に近い気持ちを表すのにはこれくらいが丁度いいのかもしれない。

 

 

封筒を作って、入れる。

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(封筒のデザインは前回と同じ。多分ずっと変えない。深みのある赤が彼らしくて好き)

 

記録用に写真を撮って、切手を貼って、「飛び立て、俺の愛!」と思いながら投函。任務完了。

 

 

 

 

 

 

 

ファンレターって、本当に届いてるんだろうか。読んでいるとは正直あまり思っていない。

忙しいのはもちろんあるけれど、そもそも毎日何百通もくるんじゃないだろうか。本人に届く前に確認する人も必要なわけで、一通一通の確認なんて一日分も一日じゃ終わらないと思う。

事務所へ届くのも、確認するのも、更にアイドルへ渡すのも、そして本人が開くのにも時間がかかる。というか最後の段階は気分が関わってくるので、本人に読む気がなければそのファンレターは永遠に日の目を見ることはない。

彼の誠実さを理解していなくはない、多分。それでも彼が読んでくれるとはあまり思っていないというか、正直あの多忙さの中でそういった時間がとれるとは思えない。

結局自己満だと思う。返事が来た事例もファンレターの中身について触れているジャニーズがいることも知っているけれど、多分届くことを前提に、当てにしてする行為ではないと思った。

でもそれでいい。出さなきゃ可能性はゼロだけど、まあ、奇跡が起こって彼の目に触れるくらいはあるかもね。

一通のファンレターを読んだ世界線、読まなかった世界線、大きく変わることはなくても全く同じではないと思う。だったら、ちょっとでも想いが伝わったほうが私は嬉しい。

 

ライブでもそうだったな。ルールを守れない人になるのが純粋に嫌だったこともあるけれど、アピールのために大きなうちわを持ったりペンラを高く上げたり、そういうことをしようとは全く思わなかった。

多分、自分と彼が関わるということにそこまで興味がないのだと思う。関わるって言ったって当たり前にアイドルとファンとしての一瞬のことだけど。

私はずっと画面越しに彼を追い続けてきて、Theアイドルの輝きの恩恵を受けるさながら教徒のような気分でいる。神の顔は見られない。

認知とかファンサとかされたらそりゃあ嬉しいと思うけど。でも、私の方じゃなくて未来を見つめる彼を、私のことなんて全く知らずに勝手に輝いている彼をひっそりと崇拝する自分というのもなかなかに好きなんだな。そして、それをしないアイドルを極めた彼のことも好き。夢は夢のまま、偶像は偶像のまま。それを守ってくれるアイドル。

彼への敬意をたっぷりと詰め込んだ動画を作ったときのこだわりは、カメラ目線のカットをほぼ入れないことだった。

彼はいつも優しい瞳でこちらを見てくれるけど、私は彼が目線を外して語る姿が好きだ。なぜかその方が、心に近付けている感じがして。

 

彼がファンレターの話をすることは最近はないから送ったものがどうなったとかはわからないけれど、最後の一行だけが叶えばいいや。

私なんかが言わなくても、メンバー同士、マネージャーさん、家族、仕事仲間、色んな人が彼の”ご自愛”を願ってくれているだろうからそれでいい。

Love your neighbor as yourself.という言葉が好きだ。他人への愛と良い意味での自己愛の両立は不可能じゃない。自分への愛の次に他人への愛だと思う。

彼もどうか、ご自愛、してくれていますように。

7280字の「1stLove」備忘録

”誰か”じゃなくて”君”がいい

滲んだ世界でただ一人

初めて知ったこんな気持ちは

眩しすぎて戸惑うほどに__

 

 

 

 

会場がふっと暗くなって、たくさんの光がゆらゆらと揺れて、OPが流れ始める。

初めてのアイドル西畑、初めてのなにわ男子、初めてのジャニーズエンターテインメント!

テレビで幾度となく見た、何度も歌われてきた”プラチナのジェット”からピンク色の足が覗き、初めて好きになった人が降りてくる。

下手側のスタンド8列目。

顔もよく見えなくて、誰が彼か見つけるので精一杯。それでも2時間、彼をずっと追いかけた。

 

”生まれてはじめてジャニーズエンターテインメントに触れてきました備忘録”。

※100ネタバレで構成されています

 

 

 

[ なにわ男子 DebutTour2022 1stLove @横アリ ]

記憶に残っているもの①TheAnswer

「TheAnswer」めちゃくちゃ化けたな〜!?

こんなにライブで化けるとは思わず。ペンラ振ってなかった。固まってガン見。

特効使えるだけ使ってくださいって伝えたとは聞いていたけれど、本当に上からもステージからも火花が散って、そんなド派手ステージに喰われないなにわ男子。あれは相当な輝きがないと無理…

新衣装+特効でこれだけでもライブ感があるけれど、なにより表情が音楽番組とは全く違う。

「トラワレタ」で時が止まった。衝撃どころじゃない。

表情はもちろん、動きも含めあの一瞬の西畑は本当に獣で、彼のパフォーマンスの中で一番尊敬しているMidnightDevilに近い没入感を感じてしまって動けなかった。

アイドルとしてかっこよく決めてる、を超えて何かは分からないけどそれになっている西畑が恐くて最高だった、どうすればあそこまでなれるの?

アイドル西畑に会えた実感が一気に襲ってきて涙目になりながら見ていました。

あんな動き表情を彼は本当にやってたんだ。凄すぎる。恐ろしい。

 

記憶に残っているもの②丈くん

ライブで一気にかっこよさを感じたのは丈くん。丈くん、やばい。

リア恋を今更実感した。生リア恋兄さんは私には早すぎました。

ずっと声張って盛り上げてたのに、最後の挨拶でいっぱい言っていた「ありがとうね」の声が本当に本当に優しくて甘くて。

ありがとうね、ありがとうねと手を振りながら、目を細めて下手から上手まで味わうように見つめる丈くんの余裕に、愛おしいって思ってくれてるんだなって素直に思えた。

「アリーナのなにふぁむもありがとうね、”めちゃくちゃ元気でした!”」にみんなジワって笑い声が起きたときの「どうした!?笑」が恋。

本当に上しか見てないし、盛り上げ方もカメラアピールも全てが完璧で、Jr歴17年伊達じゃないって実際見てようやく思えた。

優しくて甘くてスマートで、愛に溢れた素敵な人でした。かっこよかった。

 

記憶に残っているもの③スタトロ

スタンドだから近くで見ることはできなかったなって気持ちを一気に吹き飛ばしてくれた、ハッピーサプライズなスタトロ。

目線の高さが同じところ、近すぎる位置に全員がいた。本当にいた…

みんな超こじんまり、超小顔、お肌ちゅるちゅる、顔が良い、目が大きい。

映像で見たまますぎて今でも信じられない。CGかもしれない。

西畑は本当にあの顔で手しか振らなかった。さながら皇族。

なんならド派手Tシャツ着てる私のこと欠片も見なかった。あんな赤目に入らないわけない。

超良かった。西畑だなぁと思えた。アイドル西畑を目の前でかまされた。幸せだ。

謙杜の顔もよく見えたけれど...イケメン。あれはイケメン。

イケメンってあんまり口にすることはないのだけど、うわイケメン…って心の中で声が出ました。顔の造形が天才だった。

びっくりしたのはりゅちぇ…お顔が小さくてとにかく目が大っっっきい…

なにより発光している…「発光」なんてオタクの大袈裟比喩だと思っていたけれど、本当に光っていてただただ見つめることしかできなかった気がする。

表情でファンサしていたのを目の前で見てしまって、アイドルすぎて呆気に取られた。

見ようと思って見たと言うより目が奪われました、選ばれた人の輝きだった。

今でも思い出すだけで泣きそうになる、それくらいのキラキラ。

 

全員を間近に見た時、別世界の人達だなと確信した。

あまりにもファンのことを想ってくれるせいでなんだか同じ世界を生きているように錯覚してしまっていたけど、間違いなく芸能人で、高嶺のアイドルでした。

別にそれは悪いことじゃない、ただの事実なのだけど、全員が前を通り切るまでずっとオーラに圧倒されてしまっていたのだと思う。

直接見た上でガチ恋しているファンってすごいなと本気で思った。

あのオーラや迫力をも越えて本当に好きってすごい。

私も(自担でないメンバーに)リアコじゃない...?なんて思ったことは何回もあるけれど、あの瞬間だけで全部吹っ飛んだ。世界が違う。同じ人間とすら思えない。

お近づきになれないどころか、なりたくないとすら思った。

上手く言えないけれど、本当に圧倒されました。

 

 

MC

恒例のMCじゃんけんは西畑大西道枝高橋チームと藤原大橋長尾チームに。

前半は大西畑×みちきょへ、後半は夫婦と息子というTheな分かれ方をしてくれたのがアツい..!

MCを回せる大西畑と丈くんがバラけたのがかなり良かったと思う。

誰かのソロステージになったり回さないメンバーのみであたふたするのを見たかった気もするけれど、初参戦だったので王道ななにわ男子の関係性を見られて嬉しかったです。

 

なにわ男子のトーク力が尋常じゃないというのは散々、散々言われてきた話だと思うし、私も「関西なんだからそりゃそうでしょ」くらいに思っていたのだけど、本当に話が上手すぎた。

特に丈くん。丈くんのトーク力なんてそれこそ散々言われていたのに。

実際に聞いて初めて理解するこの愚かさ。

りゅちぇの独特で、一気に爆笑をかっさらうワードセンスも直に浴びることができて興奮した...あの喋り方や語彙力は彼の大きな魅力だと思う。良い意味で普通の男の子らしくないノリや突っかかり方、面白すぎる。

 

尺も話し方も面白く感じるような間のとり方も、起承転結や話のわかりやすさ簡潔さも全て編集後のバラエティのようだった。

リアルタイムで必死感も出さずにあんなトークが出来るのは本当にすごい。あんなに不安のないMC初めて見ました。

 

そしてみんな面白いエピソードが多すぎた。ドラマか何かの中で生きてる?

トイザらスを子供の時からトイジャらスだと思ってた大橋と、ボーダー着て電車乗ってたら全員ボーダーコーデのダブルデーカップルに隣座られて超気まずかった丈くんがMVPです。めちゃめちゃ笑った。

 

 

”ジャニーズエンターテインメント”の演出

曲とは別にまとめて語りたいのだけど、何が素晴らしかったって演出…

これがジャニーズエンタテインメントか!!!!超楽しい!!!!

いちいち手が込んでいる、という言葉がふさわしいと思う。素敵ないちいち。

OP以外にも途中にVTRが3本もあって、小道具やJrも使いながらさながら舞台のような一幕もあり…

音響、照明、映像、演技で最高にボルテージを上げてからパフォーマンスをかましてくれるのがすごく良かった。

7人とシェアハウス

サチアレ前のシェアハウス風VTRはTheジャニーズ。全部女の子目線。

謙杜とりゅちぇに起こしてもらったら謙杜がバランス崩して押し倒された形になるアクシデントに、西畑の低音「...かわい」with頭ポンポンからの丈くんから二度寝のお誘い、大橋は「「「サラストで」」」朝ごはん作ってくれてたし恭平のクールテンションなお風呂上がりは少女漫画すぎた、あとみっちーに顔を拭いてもらいました。え?

胸キュン系に耐性のない私は終始くすぐったいような恥ずかしい顔で見ていたけど、あの巨大スクリーンとライブ音響で良質な供給を受けてしまった限り、私は存在しない記憶を脳内再生しまくって生きる。来世に期待。

恋泥棒メドレー

1番良かったのが恋泥棒メドレー...!

暗転から警察の格好をしたJrが出てきて、恋泥棒を捜す小芝居に本当にワクワクした。私も入りたい。

WANTEDポスター風に一人ひとり紹介される時のキャッチコピーが凝っていて面白いし、胸キュン台詞まである太っ腹っぷり。

自担の台詞を差し置いて丈くんの「(予定)空けとけバーカ」がヤバい。空けます。

「演出良すぎ...」って浸る間もなく椅子使ってポップアップで登場。

チョコがけ風のセットアップスーツ×椅子の色気半端ない。彼らの纏う空気に重厚感さえあったと思う。

西畑担が必ず触れる「甘い声に溶けそう」の西畑、ヤバいヤバい言われていてそんなに...?と思っていたけれどヤバい。ヤバすぎて目で写真を撮った。

片足上げた椅子の座り方、腕の位置、顔の角度、表情、全部が良くて、思わず絵画じゃん‼と心の中で叫んだ。早急に部屋に飾りたい。縦長の額縁に入れて発売して欲しい。

心奪う系のラブソングを集めて「恋泥棒」ってモチーフにして、あそこまで世界観を作りあげたのは本当にすごいと思う。

ラスト曲の後はセンステの穴に飛び込んでJrが「逃げられた」的な小芝居(再)。

最後はWANTEDポスターの中から目線だけ投げて去っていく7人...風に飛ばされるポスター...全てが完璧でした。

TheAnswer

これも曲前のフリが壮大で素晴らしい。

ずっと明るくて元気、または王子様テイストの曲ばかりだったのでここでTheAnswerのような空気感に持っていくのは難しいと思ったのだけど、音響や照明、映像の力は大きいなと実感しました。一気に雰囲気が変わる...!

メンバーが狐の仮面をつけるVTRの後、狐仮面が実際に出てきて数秒ソロダンス。を7人分。

金田一のOPとリンクさせた狐要素やソロダンスをスポットライトのみで見せる演出が、ぐっと怪しげな空気に変える。

自分たちだけでやろうとせずに、上手く人を使って世界観を作るのが良い。

全員分終わったら爆発音と共に赤衣装でポップアップ、迫力天才。

 

デビューしてかけられるお金が増えたというのもあると思うけれど、一つひとつの演出や映像に込められた想いが、こんなにも伝わるものかというくらい伝わった演出だった。

全部に全力で向き合って、時間をかけて考えて、訂正だって何度もしただろうなと感じ取れるほどの気合いが滲み出るステージ。

また浴びたい、ジャニーズエンターテインメント!そう思わせるパワーがあった。

全力はちゃんと伝わるんだということを示してくれた、全てひっくるめて彼らの全部が詰まった最高のパフォーマンスだったと思います。

 

 

尊い尊い7人

2時間、7人が眩しすぎて、ずっと泣いていた。

楽しくて賑やかで可愛い曲ばかりのはずなのに、あまりにも尊くて。

なにわ男子って光の塊なんだ。こんなに輝くアイドル、見たことない。

センステに7人が横並びになった時、ふと前のモニターを見たら映っていたのは後ろ姿だった。

小さい背中が7つ並んで、体を目一杯使いながら気持ちよさそうに歌っている。

真っ白で何も見えないんじゃないかと思ってしまうほど沢山のスポットライトに照らされ、それをはね返すように輝く7人。すごく綺麗な画だった。

あまりにもアイドルであまりにもキラキラで、どうしようもなかった。降参だ。

二次元や映像もこえて無敵なリアルがそこにいて、眩しくて眩しくて感情がどうにかなりそうだった。

あたたかい愛と誠意に溢れる、必ず照らしてくれる人たち。

なにふぁむ、って呼ばれることがこんなに嬉しいんだって、私もようやくなにふぁむって呼んでもらえた気がして、「なにわ+Family」のなにふぁむって名前は本当に良いなぁって幸せな気持ちになりました。

 

次の日、現実へ戻りたくなくて学校を休みたかったけど、謙杜の最後の挨拶を思い出して踏ん張ろうと思えた。

「忘れないでいつでも君のそばにいるからって歌詞があるんですけど、本当に僕達はいつでも皆さんのそばにいるので」。

文字にしたらありきたりなアイドルの言葉かもしれないけど、あの場あの瞬間、実際に声を聴いたことってすごく大きかった。

そうか、じゃあ頑張ろうかなって思わせてくれる力。

7人が汗かいて一生懸命歌って踊って届けようとしてくれた2時間。

これ以上ない幸せをもらっておいて、これから甘えていられないと思った。

やらなくてどうするという強さを貰った。

アイドルってすごい、人の気持ちも行動も明日さえも動かせる力があるって、みんな気付いてるかな。

彼らがいたから繋げた日々がたくさんあったと気付けた。生かされていた。

”なにわちゃんも頑張ってる”そう思うだけでやらなきゃと思える。すごい。ありがとう。

全員の声が、表情が、一挙手一投足が全部全部愛おしい。

大好きだなんてわかりきったことを、飽きずに何回でも言いたいと思った。

 

 

唯一の自担

遠くてもずっと肉眼で追っていたけれど、一曲くらい彼をしっかり見たくて「Emerald」で双眼鏡を覗いた。

震える手で、目も精一杯開けて、レンズを彼に定めて。歌っていなくても彼ばかり見ていた。

曲への体の踊らせ方、表情、動きが全部、本当にずっと見てきたアイドル西畑で痺れてしまう。

「心と心引き寄せて」で、ひとつひとつ丁寧に届けようとする彼が好きだった。

私達に伸ばした手をきゅっと閉じて、自分の胸に近づけて「心と心引き寄せて」くれたその姿はまさに表現者で、彼は本当にそう思ってくれているんだなと思えたのが嬉しかった。

疑いを抱かせない真っ直ぐな思いをくれたことに、胸が熱くなった。

 

本当に手しか振ってなかった。

本当にりゅちぇを追いかけてた。

本当に唐突に変態になってた。

本当にあの顔してた。

本当にあの声してた。

本当にあの踊り方してた。

編集なんかでどうにかなるものでもないのに、その緻密な表情の遷移やポップなおふざけモードまで、なんだか「編集や二次元みたいだなぁ」という認識が壊された日。

本当にあんなに美しく、作られたアニメみたいに表情を変えるんだ。

本当にそんな完璧に、綺麗に、衣装を翻すんだ。

彼は存在するんだと、彼の理解できないほど素晴らしい、人間業じゃない表現は本物なんだと突きつけられてどうすればいいか分からなかった。

 

彼にだけスポットライトが当たる時はこの世の中心みたいに眩しくて泣いたし、みんなが踊る中真ん中でソロパートを歌い、翻した衣装が彼をアクセサリーみたいに飾る瞬間があまりにも文句なしにセンターで泣いた。

君曜日でいちいちカラオケして、いちいち剣道して、いちいちテストを受け取ったと思ったら大きく2回破いて思いっきり投げて、メンバーが歌う後ろで足の上がりきらない側転をした彼がとてつもなく可愛くて愛おしくて、そんな変なタイミングでも泣いた。

どんな瞬間も愛おしさがこみ上げて、「私本当にこの人が好きなんだな」と実感する度に何かが自分の中を満たして涙が出る。

 

参戦服を考えるのが楽しかった。

あなたをちゃんと見たくてコンタクトデビューした。

いつもよりメイクに時間がかかった。

足取りがなんだか軽い気がした。

全部、西畑がくれた世界のキラキラ。

ずっとずっと余韻に浸っている自分に気付いて初めて、あの日が本当に楽しみだったんだと思った。

 

Blu-rayでいい、なんてもう思えない。

アイドルの姿を作り上げる西畑大吾を含め、私はずっと「アイドル西畑」のファンだった。

アイドル西畑は西畑大吾が作り上げている、言葉の通りの偶像で、変な言い方をしてしまえばこの世に存在していないと思う。

偶像で虚構だから、アイドル西畑を推すというのはかなり安心感があった。

それは「私は彼に狂うことはない」という安心感。

良い意味であれは嘘って分かってるっていう安心感。

芸能人なのに、アイドルなのに、異性として見てしまうガチ恋の方が色々しんどいと思うから。

だから”「ガチ恋の人が狂わされる彼のプライベート」に興味のない私”に、かなり安心していたのだと思う。

でもあの日直接彼を見てしまってから、恋愛感情じゃなくても彼の更に人間に近いところに惹かれてしまった自分にちょっと焦っている。

きっと画面越しでは伝わりきらない彼の男性感みたいなものを感じてしまったんだろうな。

そして不覚にも、それを少しかっこいいと思ってしまった。

でもやっぱり、プライベートの西畑大吾には興味がないし、私生活や私服を詮索する気もさらさらない。ガチ恋でもない。それは絶対にこれからも変わらない。

でも。この気持ちが何なのかは掴みきれていないけれど、あぁ、なんかやばいかもって思う。

ファンサをしない彼と求めない私、ここにライブというこだわりはいらないと思っていたのに、一度味わってしまったおかげでそんなことは言えなくなってしまった。

また会いたいって、あの日からずっと思ってる。

会う会わないなんてどうでもよかったのに、ていうかあっちは私のこととか知らないのに。なんか、調子狂うなぁ。悔しい。

 

絶対ないと思いながらも誰かに現場落ちしてしまったら、なんて一瞬考えたけれど、間違いなくアイドル西畑に現場落ちしました。

惚れ直した、ならぬ沼り直してしまった。

何がとは上手く言えないけれど、確実に想いが一段階深くなったのを感じている。

やっぱり好きだなぁ、みたいなものを越えて、こんなにも好きになってしまったという心地良い後悔。

戻る気も、戻れる気も元々ないけれど、いよいよ本当に戻れないと思った。

好きかどうかなんてもう分からない、西畑じゃなきゃだめだ。

これ以上ないと思っていたのに、彼にもっと深いかけがえのなさを見つけてしまった。

 

 

 

 

初めてのジャニーズ、初めてのなにわ男子。

今まで経験したことのないくらいの大きな余韻は、「好きになってしまった」に尽きる。

彼の魅力にあてられて、そんな毎日がずっと続けばいいな。

欲を言えば、会いたい。また会いたい。

彼を追いかけてきて初めて、願望が生まれたかもしれない。

本物の彼は何倍もの魅力がありました。

何年後でもいい、またお会いできますように。

西畑、ソロラジオやってくれ。

お誕生日ブログしかあげるものがなくて年一更新になりそうなこのブログをもうちょっと動かしたいなと思った時に、毎週のラジオがあれば書くだろうなと思った。

 

私はきっとお便りも送らないし(いつもは西畑呼びの何様な推し方なのに直接届けるものとなると丁寧になってしまって自分で自分が気持ち悪いし、そもそも短くまとめられない)、全話題について触れるほど丁寧なレスポンスブログは書けないと思うのだけど、彼の喋りには心をなめらかにしてくれる力があると思う。

 

彼の話を聴いていると不思議と時間の流れはゆっくりになって、今がすごく満ち足りているような気持ちになる。「良い時間」を作れる人。

それはきっと、顔や振る舞いを気にせずに言葉に集中できる”ラジオ”という媒体が彼にとても合っているからじゃないかな。

 

届けるを愛する人の言葉は心地良い。

そんな人の愛に溢れるあたたかい音を聴けるのならそれほど幸福度の高いことはないし、それを受けて私もなにか書きたくなるのだと思う。

彼が私を豊かにしてくれる。その感覚を、毎週味わえる日がいつか来ますように。

頼んだ、えらいひと。

「アイドル西畑」2022.1.9

今日は尊敬するアイドル:西畑(さん)の25歳のお誕生日です。

人生の四半世紀。おめでとうございます。

”恋文”では伝えられないような内容ばかりだけど、今までのあなたへの想いを、ここに少し残させてください。

 

 

 

 

 

決して手の届かない偶像

きっとみんな分かってくれると思う。「偶像:idol」がどれだけ彼に相応しい言葉か。

アイドルとしてこれ以上の存在はいないよ。

どうしてそう言い切れるかって、ハマらずとも色んなアイドルを見てきた私に、初めて「アイドルとはなにか」を体で教えてくれた人だから。

変に驕り高ぶって語るんじゃなくて、その声と表情と背中で見せつけてくる彼のやり方が私は物凄く好きだ。

ジャニーズという一括りの中でも色んなタイプのアイドルがいると思うけれど、彼のアイドルとしての生き方はそこそこリスクの高いものなんじゃないかと思う時がある。

彼の中の「アイドル西畑」という存在は、崇高で、単純で、奥深い。

「アイドル西畑」しか見せないことが、100%正しいことかなんてわからない。

アイドルのファンの中には「アイドルの素」(これが本当に素だと思っている訳でもないけれど)が好きな人だってたくさんいて、そんな人には少々物足りなくて、つまらなく映るだろう。

そして、そのことをきっと彼自身も分かっている。

この生き方が誰かにとっての「好き」であり、誰かにとっての「イマイチ」にもなる。全員から花丸が貰えないことなんて分かってる。

だからこそ、彼の「応援してくれる方々」への愛と感謝は一味違う。と、思う。

 

 

 

 

アイドルとしての「西畑大吾」を作る

彼の「素の西畑大吾」を見せない姿勢が私はとても好きだ。

人前に出る時は「アイドルの西畑大吾」であることが当たり前って、("時々壊れたり"する時も、きっと彼はアイドル西畑の中にいる)プロでない部分を1ミクロも見せない徹底ぶりは笑えてくるほどだけど、そんな彼を見る度に心の中でたくさん拍手をしている。

「すごいよ。ほんとにすごいよ」って、いつも泣きそうになりながら思ってる。

なんで泣きそうになるんだろう。それは多分、彼があまりにも尊くて、切ないからだ。

もちろん私はただの西畑担(しかもなにわ男子ができてからという新規)なので、本当の彼なんて知るわけがない。

でも、別に知りたいとも思わない。

表現者という姿でしか私達の目の前に姿を現さない西畑と、そんなとことん完璧なアイドルをずっと求めていた私と。もう需要と供給は成り立っている。

 

私は、(ファンとして)彼の隣にいたいというよりも彼を見上げていたいのだ。

こう生きると決めたからにはと常に偶像であることを選んだその覚悟を、仕事を全うする大人として、学生ながらに尊敬している。

やろうと思って、できることじゃない。 

 

 

 

 

プロであることの誇りとプライド

初めて関ジュのあけおめコン(2019)をDVDで見た時。

DVDとはいえ、有観客の彼らのライブをしっかりフルで見たのは初めて。

めちゃくちゃ泣いたけれど、結局思ったのは「この人ってなんてバカなんだろう」ということだった。

不器用すぎだろ。バカすぎる。強がってんなよ。あほ。と、本気で思った。

”MyDreams”を歌って、みんな泣いて、会場全体がしんみりして。

その瞬間に彼がちょっと下を向いて、眉を下げて少し笑って、自分がここで耐えなきゃいけないみたいな表情をしてから笑顔になって会場を盛り上げ直すように叫んだ時、「あぁ、私の好きな人だ」と思った。

その表情の移り変わりの一瞬一瞬は皮肉にも綺麗で、彼の全部が詰まっていた。

この人は今まで何回も、こういう顔をしながら、こういう顔をしなきゃいけない道を生きてきて、これからもそうやって生きていくんだなという気持ちが体中を浸した。

きっとあの時、泣き崩れても正解だったのだと思う。

室くんも康二も関ジュとして最後の舞台、それをもちろん彼も知っていた。二人がいた時代をリアルタイムで知らない、DVDでちょっと見た程度の私でさえ今も書きながら泣きそうなほどだから、彼が泣いて誰が責めるだろうか。

そんな感情が、あのたった一瞬下を向いただけで片付くはずがない。

でも西畑は無理やり振り払って、笑顔で。

 

「最後は笑って終わりましょう」。

そんな風なことを言っていた彼は、アンコールでは完全に何事もなかったような素振りで手を振っている。

彼の余裕さえ見せる笑顔と、まだ切り替えきれない年下組のぐじゃぐじゃで真っ赤な顔の対比は、私の目に鮮烈に写った。

なにそれ、さっきまであんな顔してたくせに、って、なんだか笑えてしまうほど。

 

他の子が泣く度に、彼の平気そうな顔が頭を占拠する。

他の子が素直になる度に、彼の孤独感が胸を締め付ける。

なんて哀しい人なんだろう。哀しい、けど、不幸ではない。

彼のことを考えていると、いつも必ず何もかもが分からない感覚に陥ってしまう。

きっと私のこの感覚さえ間違っているんだろうな。

何が正しいことなのかすら分からない。

 

RIDE ON TIMEのある回で、ライブTシャツを着た彼がドアの近くで泣いているカットがあった。

その時の私はそれがまさに2019年のあけおめコンのことだとは知らなかったのだけど、スタッフの方が彼を通り越した瞬間、別人のように「普通」になる彼が凄く印象的だったのは覚えている。だった、というか、何回見ても見慣れない。何度も何度も、頭の中で繰り返される映像だ。

少し俯いて肩さえ震わせていたのに、彼は、普通の姿勢で、普通の顔をして、普通に歩いていた。

おかしいでしょう、さっきまで泣いてたくせに。

こういう所が、彼の凄い所であり、プロ意識であり、最高にバカな所だと私は思う。

そして、彼のそんな所が、嫌になるほど愛おしい。

 

 

 

 

影があって初めて、見える光がある

この人は、呪いになり得るほど強烈なアイドルというブランドに、皮肉にも唯一の光を見出した人なのだと思う。

ステージに立てば歌って踊って喋って、完璧な笑顔で手を振ったりファンサしたり。存在で夢と希望を与え魅了する仕事がアイドル。きっとアイドルを好きな人はたくさんいるし、いつかは自分もと憧れを抱く人も少なくないはずだ。

でもアイドルは流行と旬と自己プロデュース力とが入り混じり、最後は運さえ必要になってくる厳しい世界なんじゃないかと素人ながらに思う。

生き抜くために、そしてその先で世間に愛してもらうために、自分の商品価値を深く理解して自らを売り出していかなくてはならない。

そういう点で、彼は強かったのではないか。客観的な目で自分を射抜き、まっすぐにしかし柔軟に時代へアプローチする。自分を作っていく。アイドルの西畑大吾を作っていく。ひとつひとつ武器を手に入れていくように。

 

そう思ってしまうから、みんなが大好きな彼の「あざと可愛さ」も、私は真っ直ぐな目で見られない。きっとそれは、自分の顔のタイプや外からの見られ方を正確に把握した上で出した「この世界を生き抜く策」。「話題になりやすい、愛される技」。

 

素で抜けていたり、素で面白い発言を連発したり、そういうアイドルもいるだろう。そんな子は見ていて素直に癒やされるし、それも正解だと思う。

けれど彼はそうじゃない。でもこれは嘘ではない。それでいい、それがいい。

彼が人一倍考え尽くした時間、真面目な計算。本人はきっとそれらを見せようとはしない。でもそれは語らずとも重厚な暗がりとなって彼の顔に、声色に、言動にしっとりと浮かび上がる。その少し薄暗い瞬間があってこそ、より輝くアイドル西畑という存在がいる。

影と共に射す光は、純粋なそれよりも深い煌きを孕んでいると思う。これはきっと気のせいなんかじゃない。

 

 

 

 

”近すぎず遠すぎない”距離感で

彼のカメラ目線は完璧だ。一寸の狂いもなく真っ直ぐに、カメラの先の私達へ目線を飛ばすその愛のこもった瞳はTheアイドル。でもそれ以上でもそれ以下でもない。

一度も彼を直接見たことがない私だけれど、仮に目があったとて同じことを思ってしまうだろうなと冷静に思っている自分がいる。

目があった!ということより、「今この瞬間私の目の前で」「確かにアイドル西畑している」ってことに興奮するんだろうな。

アイドルの彼は、アイドルとしての最高を極める代わりに、それでしかいられない。

それでいい。それでいいのだけれど、そこがちょっと切なかったりする。

 

いつかYouTube(今は全て非公開にしています)の方に投稿したMAD「”アイドル西畑”へ敬意を込めて。」の概要欄で、私はこんなことを書いた。

カメラ目線でないふとした瞬間や、何かを語っている時の瞳の方が、目が合っていないのに不思議と西畑くんの心に近付ける気がしています。

あんなに優しい言葉で寄り添ってくれるのに、愛を届けてくれるのに、なぜか壁があるように感じていました。

それは西畑くんが寄り添って愛を届けてくれる時、彼はアイドルとして生きているから。

それで正解だと思うけれど、ちょっと切なくて寂しい。

でもそんなところもすごく大好きだなと。

 (ちなみにMela!は私の西畑への気持ちを代弁してくれている曲です)(追記:同じく緑黄色社会の「たとえたとえ」も半端なく私to西畑な曲だった。得にCメロからラスト…ぜひ聴いてみてください。)

今読み返しても思うことは変わっていない。

これからもアイドルとファンの近くも正しく遠い距離を崩すことはないであろう彼のこの生き方には、気持ち良い程の潔さを感じる。

この正しい遠さは、彼がファンの描くアイドルの姿を守り、その心を大切にしてくれているからこその選択なのではないか。

自身もアイドルという職業を愛し、アイドルであることに誇りを持つ人だからこその、彼と私達が一番幸せでいられるような愛のある距離感。

彼の全てに、全てのものへの愛がある。それはただの馴れ合いでも傷の舐め合いでも、履き違えた優しさでもない、強く固くしなやかな本物の愛。だから彼のことはどこまでも信じられる。盲信でなく、”大丈夫だね、あなたは”と思えるのは、紛れもなく彼の揺るぎない覚悟のおかげだ。本当にありがとう。

 

アイドルとして生きていられる、充分な人気もある。

それはもちろん彼、彼らの今までの積み重ねに違いないのだけど、その今に甘んじない姿には本当に痺れるなぁと思う。

0.1秒0.1秒に気を抜かず偶像としての全てを作り上げる。命を焦がしながら削りながら自分というある種商品を高めてゆくのは、アイドルとして当たり前のようで、当たり前にできているアイドルは少ないのではないか。

アイドルへの、ジャニーズへの、ファンへの愛と誇りと応えたい返したいという想い。

なにより美しいプライドがきっと彼を動かしている。

 

自分はアイドルであり、これからも、「アイドルをしていく」。そんな明確な彼の誓いを突きつけられて、じゃあ私はその覚悟にどう応えればいいだろう。

これは彼を好きになって、何度も何度も考えたことだ。

でもやっぱり私は、好きな人がこういようと決めた姿を、その心を一番愛したい。そんな気持ちで、アイドル西畑が好きだと思っている。

 

 

 

 

 

不思議なあなた

アイドル界が地獄だとか、そういう顔をしなくちゃいけない道を歩んできたとか、傍目には私が彼を「不幸な人にしたがっている」ように見えるかもしれない。

デビュー発表を受けて最初のブログで、彼は「幸せだ」と言っていた。「あの日のあの瞬間。紛れもなく世界で1番の幸せ者でした」。

また彼は時折、自分にとって6人のメンバーがどれだけ愛すべきものであるか、グループが自分の人生の中でいかに大きいものであるかをストレートに表現する。

そんな時、私は救われたような、ほっとしたような気持ちになる。

彼のことを何も知らないから。どんな試練があって、それがどれほど苦しくて、どんな気持ちで踏ん張ってきたかなんて。そんなの分かるわけないよ。

雑誌やテレビ、情報としていくら知っていても、きっとそれさえも限られた美しいデータであり、そんなもので彼に近付ける訳がないとさえ思ってしまう。

 

正直な話、私は彼のことを「分かっている」と自信を持って言えないのだ。

今までも彼について何か書こうとしては、”センターの様々な重み、責任を知る人”、”想像できないくらい色んなことを感じてきた人”という言葉と共に彼の顔が浮かび、その度手が止まってしまっていた。

私は本当のアイドルの世界を知らない。分からない。センターの重みなんて味わったこともない。なにより、西畑大吾のことなんて何一つ分からない。なのに、何を偉そうに書こうとしているのか。語る気持ちよさのためだけに彼を使うのは失礼だ。分かっていないファンでいたくない。適当で変で独りよがりなことは書きたくない。いつもそう思ってしまう。

「分かっている」という言葉ほど重たくなくてもいい、「こんな人だよね」と自分の言葉で彼を生み出すことすら、少しためらってしまう。

だって本当に分からないんだもの。でも一つだけわかるのは、少しでも語るのを躊躇してしまうほどに、西畑という人がそんな重み深みを持っている人だということだと思う。例えそれが立場が生んだ皮肉なものだとしても。

手を伸ばしても一向に辿り着く気配のない暗がりを抱く人。

 

だからこそかもしれない、やっぱりアイドルをしている彼が好きだ。

見せてくれないはずの「西畑大吾」がよく見える。

逆説的なようだけれど、完璧なまでのアイドル西畑を見せつけられる度に、そのアイドル西畑を生み出すために費やした揺るがない時間、西畑大吾の生き方が見える。

彼は、その決意も、覚悟も、想いも、全て滲んだ背中でアイドルをしている。これが物凄くかっこいいのだ。

西畑は本当にかっこいいひと。 すごく人間臭くて、でも完璧な偶像。そんな実は不安定で、矛盾してるようで、「バカだなぁ」って思っちゃうような、なぜか心をざわつかせる得体のしれないあなたが大好きです。

 

 

 

 

 アイドルの西畑大吾さんへ

「アイドル西畑」は、これからどんどん変わっていく。

でもきっと、アイドル西畑として生きるという西畑大吾の覚悟だけは変わらないのだろう。

私はそれだけでいい。本当にそれだけが、一つだけが彼の中にあればいい。

顔とか声とか、全部好きだけど。大好きだけど、そこが一番じゃないからだ。

その覚悟が滲む一挙手一投足が好きだから、彼が決めたことならなんでもいい。

あなたがあなたを赦せるなら、好きなだけやりたいようにやってください。

みんなで、なりたいなにわ男子になってください。

それを見るのが一番好きです。

 

愛おしいほど儚い一瞬一瞬のお裾分け、いつもありがとう。

誇りというプライド故にバカで皮肉なあなたを追いかけていると、時々泣きたくなるし胸には何かが込み上げる。決して陽ばかりじゃない。

でもそんな苦さ苦しさが、私にとっては最高に甘いのだ。

すきすきって笑顔ばかりで「推す」ことができたらきっと正しく幸せなんだろうなと思うけど、どうしたって色んなこと考えちゃうし、あなたの翳りにどうしても心奪われてしまう私がいます。

でも。そういう瞬間に一番、あなたを好きでよかった、と思う。

これが私の追いかけ方です。

そう思ったら、皮肉なのはおあいこかもしれないね。

 

「これが本物のアイドルだ」

初めてそう思えたあの時の気持ちも、初めてそう思わせてくれたあなたのことも、全部大切にしていきたい。

アイドルが本当にたくさんいる今、”本物”を見せてくれたあなたのことならどこまでも信じられます。

あなたは私がずっと探していた、この世にはいないと思っていた誇りとプライドと愛の塊。

あなた程の人は見たことがない。

私が今まで知らなかった、本当の、美しく、楽しいアイドルとファンの関係性、距離感。

あなたのおかげで、家族のような愛に溢れたジャニーズを素敵だと思うことができました。

夢を夢のまま届けてくれて本当にありがとう。

そんなアイドル、実はずっと少ないよ。

 

  

 

 

 

 

西畑大吾くん、改めてお誕生日おめでとうございます。

あなたが私の最初で最後の自担です。

これからもずっと、あなたのことを尊敬する人生の先輩として応援させてください。

愛すべきあなたの生き方と誓いに幸あれ!!!!!!!